BEATLES世界各国からの収集物たち

世界のいろんな所から我が家にやってきたBEATLESのレコード,テープなどがたまり過ぎたので少しずつ整理していこうかと思っています。

Monkees LP (12) The Monkees' Golden Album (モンキーズ・ゴールデン・アルバム)

   

   

 今回はThe Monkeesのベスト・アルバムのThe Monkees' Golden AlbumとそのVol.2(モンキーズ・ゴールデン・アルバム,同第2集)です。


1. 日本盤モンキーズ・ゴールデン・アルバム(The Monkees' Golden Album)
  (1) 日本ビクターSRA-5103 (Orange RCA, Stereo)


 1968年発売の日本独自ベスト・アルバムです。初回盤は帯の上部がニッパーのイラストですが,この盤はRCAとSTEREOの文字です。

 ジャケットは見開きとなっています。帯には新着カラー・ポートレイトつきとなっていますが,残念ながら付属していません。

 左上にはRCAのロゴとカタログナンバーのSRA-5103が白色で記されています。

 このジャケットの写真は1967年6月29日NEMS主催のThe Monkees British Tourにおけるロンドン・The Royal Garden Hotelでのプレス・カンファレンスのものを使用しています。
 また,4人のメンバーそれぞれの名前が顔の近くに表示されています。


 帯付です。残念ながら,帯は最上部で破れ,離れています。帯上部には下記の文字が記載されています。


RCA
STEREO


 その下には下記の文言が縦書きで記されています。


"遂に爆発„若者のアイドル、モンキーズのベスト・アルバム!!
モンキーズ・ゴールデン・アルバム
新着カラー・ポートレイトつき


 下部には以下の表示があります。



 SRA-5103
 ¥1.950
日本ビクター株式会社



 ジャケット裏面は4人のステージ写真です。

 同じ写真が日本盤シングル「モンキーズのテーマ/自由になりたい」(日本ビクターSS-1735)のピクチャー・スリーブの裏面に使われていました。


 上部にはソングリストが記され,下部には下記の文字が記載されています。
発売元:日本ビクター株式会社 定価¥1,950〄


 見開きジャケットの内側です。

 

 左側には4人のスタジオでのレコーディング風景が配置され,上部にはソングリストが記載されています。


 右側は4人の紹介となっています。

MIKE NESMITH


マイク・ネスミス
本  名:ロバート・マイケル・ネスミス
生年月日:1942年12月30日
出  生  地:アメリカ・ダラス
身  長:1m85cm
体  重:69kg
趣  味:車の分解と修理 スケート
担  当:ギター


 サン・アントニオ大学時代はクラスメートとフォーク・ソングのバンドを作り、ナイト・クラブ等で演奏。卒業後、プロを目指してハリウッドへ行ったが、プロの道はきびしく、レコード会社にも相手にされなかった。フォーク・クラブなどの前座を務めるうちに,「ザ・モンキーズ」のオーディションに合格.メンバーとなる。



DAVID JONES

デイビー・ジョーンズ
本  名:デヴィッド・トーマス・ジョーンズ
生年月日:1945年12月30日
出  生  地:イギリス・マンチェスター
身  長:1m60cm
体  重:54kg
趣  味:服飾デザイン ドライヴ
担  当:リード・ヴォーカル タンバリン


 子供のころ、エルヴィス・プレスリーにあこがれ、ハイスクールを卒業後、友人とバンドを結成してロンドンのクラブに出演。その後ミュージカルスターを志し、ヒット作「オリバー」に抜擢されて好演。渡米後、テレビ界に進出「スティーヴ・アレン・ショー」「エド・サリバン・ショー」といった一流音楽番組に出演。このころ「ザ・モンキーズ」のオーディションを受け、見事その一員となる。



ミッキー・ドレンツ
本  名:ジョージ・マイケル・ドレンツ
     ジュニア
生年月日:1945年3月9日
出  生  地:アメリカ・ロスアンジェルス
身  長:1m83cm
体  重:66kg

趣  味:動物 カメラ 野球 サッカー
     水泳 スキンダイビング 乗馬
担  当:ドラムス


 ハリウッドの名優、ジョージ・ドレンツの息子として生まれ、2才のとき早くも子役として映画界にデビュー。その後舞台にテレビに大活躍。'55年、子供向け冒険テレビ番組「サーカス・ボーイ」の主役に選ばれ、子供たちの人気者となる。その後「ルート66」「ミスター・ノバック」「プレイ・ハウス90」等のテレビ番組に出演。大学進学の後、グループの一員に加わる。

MICKY DOLENZ



ピーター・トーク
本  名:ピーター・ハルスケン・トーケル
     ソン
生年月日:1942年2月13日
出  生  地:アメリカ・ワシントン
身  長:1m80cm
体  重:68kg
趣  味:フォーク・ソング
担  当:ギター バンジョー フィドル


 コネティカット大学経済学部の教授を父に持つ彼は、父のすすめにより、一時は英語の教師を目指したが、二度ほど落第したので断念。少年時代よりフォーク・ソングにとりつかれていたので、ハイスクールを卒業するや、自分の才能を試す為にニューヨークへ行き、グリニッチ・ヴィレッジで、他の芸術家たちと生活を共にす。その後、カリフォルニアで「ザ・モンキーズ」のオーディションを受け、グループの一員となる。
PETER TORK


 最下部のクレジットは以下のとおりです。

●Manufactured by Victor Company of Japan Ltd., Yokohama, Japan from Mastere Recordings of RCA Records, Trademarks RCA, Camden, Red Seal, and Dynagroove used by authority of RCA Corporation.

●本レコードはRCAレコードの原盤より日本ビクター株式会社が製造したものです。商標RCA, Camden, Red Seal, Dynagroove.はRCAコーポレーションの許可により使用されています。


☆レコードから無断でテープその他に録音することは法律で禁じられております☆
発売元:日本ビクター株式会社


 帯の裏側は,ジャケット写真付きで3枚のアルバムが紹介されています。
______________________________


  好  評  発  売  中
______________________________

      

「モンキーズ/恋の終列車」
SIDE 1          SIDE 2
(1)モンキーズのテーマ   (1)恋の終列車
(2)サタデイズ・チャイルド (2)今日は不利
(3)自由になりたい     (3)ダンスを続けよう
(4)明日の太陽       (4)アイル・ビー・トゥル
(5)パパ・ジーンズ・ブルース  ー・トゥ・ユー
(6)希望を胸に       (5)スイート・ヤング・シング
              (6)ゴンナ・バイ・ミー・ア・ドッグ
         モンキーズ
       SHP-5573 ¥1,750


      

「アイム・ア・ビリーヴァー/モンキーズ」
SIDE 1          SIDE 2
(1)アイム・ア・ビリーヴァー(1)彼  女
(2)恋のノッキング     (2)最高の彼女
(3)メリー・メリー     (3)恋をした日
(4)ホールド・オン・ガール (4)サムタイム・イン・ザ・
(5)グリゼルダおばあちゃん        モーニング
(6)ステッピン・ストーン  (5)ラーフ
              (6)ルック・アウト
         モンキーズ
       SHP-5601 ¥1,750


      

「モンキーズ/ヘッドクォーターズ」
SIDE 1          SIDE 2
(1)ユー・トールド・ミー  (1)ピートのために
(2)君と共に人生を送ろう  (2)ミスター・ウェブスター
(3)あの娘を忘れろ     (3)サニー・ガールフレンド
(4)バンド6        (4)ミスター・ゼルチ
(5)君はひとりぼっち    (5)ノー・タイム
(6)灰色の影        (6)アーリー・モーニング・ブル
(7)忘れられない彼女      ース・アンド・グリーンズ
              (7)ランディ・スカウト・ギット
         モンキーズ
       SHP-5638 ¥1,750



 茶色の紙の歌詞カードが付いており,英語の歌詞が記載されています。裏面は白紙です。
 上部にはニッパーのイラストロゴ,*歌詞カード*の文字,カタログナンバーのSRA-5103の表記があります。


 レーベルはオレンジRCAです。

 レーベル上部にはSide1Stereo の文字が中央に大きく,その下にSRA-5103(JLY-1344)⑦の文字が入っています。
 その下にはThe Monkees’ Golden Album(モンキーズ・ゴールデン・アルバム)の表記に続いて,ソングリストが記載されています。
 B-7プレザント・バレー・サンデイのクレジット中Carole Kingの綴りがCaraleと誤記されています。


 ソングリスト下のクレジットはThe Monkeesと"A Colgems Records Production"となっています。


 レーベル左にはRCAのロゴが横向きに記されています。


 最下部RIMには次のような記載があります。
MANUFACTURED BY VICTOR COMPANY OF JAPAN, LTD., YOKOHAMA, JAPAN FROM MASTER

RECORDINGS OF RCA RECORDS. ALL RIGHTS RESERVED. COPYING, PUBLIC PERFORMANCE,
BROADCASTING OF THESE RECORDS ARE FORBIDDEN. TM(S)  ® REG MARCA (S) REGISTRADA(S).
USED BY AUTHORITY OF RCA CORPORATION.


 マトリックスは,JLY1344 113※※+(Side 1),Ⓑ〄 JLY1345 112※※※+(Side 2)。


Side A

  1. モンキーズのテーマ
    (theme from) The Monkees
     (Tommy Boyce-Bobby Hart) (2:17)
  2. 恋の終列車
    Last train to Clarksville (Tommy Boyce-Bobby Hart)  (2:43)
  3. 希望を胸に
    Take a Giant Step (Carol King-Gerry Goffin)  (2:30)
  4. ステッピン・ストーン
    (I'm Not Your) Steppin' Stone (Tommy Boyce-Bobby Hart)  (2:20)
  5. サタデイズ・チャイルド
    Saturday's Child (David Cates) (2:40)
  6. 彼 女
    She (Tommy Boyce-Bobby Hart) (2:36)
  7. アイム・ア・ビリーバー
    I'm a Believer (Neil Diamond) (2:42)

Side B

  1. 恋の合言葉
    Words (Tommy Boyce-Bobby Hart) (2:48)
  2. 恋はちょっぴり
    A Little Bit Me, a Little Bit You (Neil Diamond) (2:35)
  3. 自由になりたい
    I Wanna Be Free (Tommy Boyce-Bobby Hart)  (2:22)
  4. どこかで知った娘
    The Girl I Knew Somewhere (Michael Nesmith)  (2:35)
  5. ダンスを続けよう
    Let's Dance On (Tommy Boyce-Bobby Hart)  (2:28)
  6. 明日の太陽
    Tomorrow's Gonna Be Another Day (Tommy Boyce-Bobby Hart)  (2:36)
  7. プレザント・バレー・サンデイ
    Pleasant Valley Sunday (Gerry Goffin-Carale King) (3:07)

 




2. 日本盤モンキーズ・ゴールデン・アルバム 第2集(The Monkees' Golden Album Vo.2)
  (1) 日本ビクターSRA-5161 (Orange RCA, Stereo)


 日本独自ベスト・アルバムの第2集です。

 ジャケットは見開きとなっています。表面と裏面はラミネート加工されています。帯は残念ながら付属していません。

 左上にはRCAのロゴとカタログナンバーのSRA-5161が灰色で記されています。


 このジャケットの写真の詳細情報は不明ですが,同じフォトセッションでの別カットが使われているサイトがあります。


 ジャケット裏面は1968年10月2日の来日記者会見での写真です。

 同様のカットが掲載されたサイトがありました。


 左上にはソングリストとMONKeesのロゴ,右上にはSTEREOの文字が記され,下部には下記の文字が記載されています。
発売元:日本ビクター株式会社
      定価¥1,950〄


 見開きジャケットの内側です。

 

 左側にはソングリストと八木誠氏による解説が記載されています。


 モンキーズが「恋の終列車」でセンセイショナルなデビューを飾ったのは1966年9月のこと。早いものでもう3年余りが過ぎた訳です。はじめのうちは、多分に作られたスターとしてのイメージが強く、事実彼等もそのことで疑問を感じた時もあったようですが、今ではそうしたことを口に出す人はほとんどいません。いや、それどころか、最近の彼等にはこの3年間のキャリアによって生まれてきた“自信”や“安定感”といったものさえ伺われます。とくに、ピーター・トークの退団以後しばらく続いていた不安もこの頃ではすっかり影をひそめ、その音楽活動にも一段と迫力が加わってきました。とにかく、この3年間で発表したシングル・レコードは「すてきなブルーグラス」を含めて11枚。しかも、このうち予約注文だけで105万8千枚という驚異的な実績を示した「アイム・ア・ビリーヴァー」をはじめ、その初期のレコード・セールスはすべて記録破り。まさにその熱狂的な人気は、アメリカ・ポップス界広しといえど空前絶後の感が充分でした。わずかにここ1年ばかり、ヒット・パレードにおいては多少の足ぶみは否めませんが、反面、前述のように、音楽的には長足の進歩をとげています。そして、今後モンキーズはさらにスケールの大きなグループとなって、再びポップ・ミュージック界にその翼を大きくひろげるのではないかと思います。
 ここにお届けするアルバムは、過去発表された彼等のレコードの中より、とくに皆さんからの御要望の強い14曲を集めてお贈りするものです。一応それぞれに簡単な紹介を添えておきますが、できれば、このアルバムからモンキーズの3年間における音楽活動のあらましが受けとれれば幸いです。


サイドー1
1.モンキーズのテーマ~すてきなミュージック
 アルバムのトップを飾るのは、おなじみ「モンキーズのテーマ」と「すてきなミュージック」のメドレー。作詞作曲は「モンキーズのテーマ」の方がトミー・ボイスとボビー・ハートのコンビ。又「すてきなミュージック」はマイク・ネスミスのペンによるもの。この2曲をきいてもわかるように、モンキーズの音楽はこの3年間で大きく変化してきています。とくに「すてきなミュージック」を境にして、彼等の音楽は一揮にカントリー&ウェスタンへの歩み寄りをみせ、さらにそれは新曲「すてきなブルーグラス」で一層強くなっています。


2.デイドリーム
 「恋の合言葉」/「プレザント・バレー・サンデイ」に続いて、67年11月に発表されたモンキーズの5枚目のシングル・ヒット。
 作者はごく最近ニュー・キングストン・トリオを結成してハリキッているジョン・スチュワート。ここでも彼等の音楽に、それまで感じられなかった新しい魅力が発揮されています。つまり、バックのビートの強弱をうまく使い別けながら、デイビー・ジョーンズ本来の甘さを適確に表現しているのです。彼等のヒット曲の中でも、とくにすぐれたナンバーといえるでしょう。


3.D.W.ウォッシュバーン
 アメリカ・ポップス界のベテラン・ソング・ライター・コンビ、ジェリー・レイバーとマイク・ストラーの作品。モンキーズの曲の中でも比較的異質な感じのものですが、ボードビル・スタイルの演奏をバックに、彼等はいかにも楽しそうに歌っています。アメリカでは「すてきなバレリ」に次いで68年6月に発売されました。


4.カドリー・トイ
 アルバム「スター・コレクター」の中の1曲。このアルバムについていえば「シー・ハングス・アウト」や「ドント・コール・オン・ミー」などと並んで、ファンの間で人気の高いナンバーです。作詞作曲は、自分でも「ユー・キャント・ドゥ・ザット」や「うわさの男(映画「真夜中のカーボーイ」主題歌)などのヒットをもっている若手の歌手兼ソング・ライター、ニルソン。


5.気の合う二人
 「カドリー・トイ」同様、アルバムからの抜粋曲。すでに彼等の大ファンの方はよく御存知のことと思いますが、モンキーズのレパートリーをすべてきいてみると、シングル・ヒットの他にもたくさんの名曲があることに気がつきます。例えば、デビュー・アルバム「恋の終列車」に限っても「パパ・ジーンズ・ブルース」、「ダンスを続けよう」等々、といった具合。そして5枚目のLP「小鳥と蜂とモンキーズ」では、何といってもこの「気の合う2人」が抜群でした。とにかく、スロー・テンポの大変美しい曲です。


6.灰色の影
 アルバム「ヘッドクォーター」の中に収められていたこの曲も、前の「気の合う二人」と同じくデイビーの魅力が一杯。彼のソロ・ヴォーカルで最大の佳曲といわれる「自由になりたい」に優るとも劣りません。作者は、これもアメリカ・ポップス界で最高の売れっ子コンビ、バリー・マンとシンシア・ウィール。


7.ゾルとザム
 これも「小鳥と蜂とモンキーズ」に収められていたもの。前2曲と比べるとおよそイメージの異なるナンバーですが、ミッキー・ドレンツの歌には、こんなタイプの曲が案外合っているのかも知れません。何か歌詞をみていると、まるでテレビの”モンキーズ・ショウ”を耳でみている感じのコミック・ソングです。


サイドー2
1.すてきなバレリ
 デビュー以来、モンキーズとは切っても切れない関係となってしまったボイス&ハートのペンによる曲。68年3月にアメリカで発売され、日本でも多くのグループなんかによって歌い演奏されました。曲自体もひじょうにおぼえやすければ、イントロのギターも大変きれいです。


2.涙の街角
 68年の夏から秋にかけて、モンキーズの周辺にはいろいろ悪い噂が流れましたが、そんな折も折、69年に入ってまもなく発売されたのがこの「涙の街角」でした。といっても、サウンドからもわかるように、この曲のレコーディングが行われたのはその2年程前。つまり、「恋の終列車」などと同じ頃の作品だったというわけです。しかし、そんな事実が知らされながら、この曲は快調にヒット・チャートを上昇、この一つ前の曲「ポーパス・ソング」をはるかにしのぐヒットとなりました。作者も同じボイス&ハートなら、曲の感じも「恋の終列車」のそれとひじょうによく似ています。


3.サムデイ・マン
 69年4月の発表曲、というよりアメリカで最初「すてきなミュージック」のA面として発売されたナンバー。アメリカでも屈指のアレンジャー兼プロデューサーとして知られるボーンズ・ホウが担当。同じく片面の「すてきなミュージック」のマイク・ネスミスとの制作合戦が話題をよびましたが、結局ヒット・チャートではマイクに軍配があがったようです。


4.オルターネイト・タイトル
 元々はアルバム「ヘッドクォーター」の中に収められていたミッキーの作詞作曲ナンバー。アメリカではシングル盤として紹介されませんでしたが、イギリスでヒットしたのがキッカケとなって、日本でもシングル盤として発売されました。原題は「ランディ・スカウス・ギット」。曲の後半に進むにつれて次第におもしろさが増してきます。


5.スター・コレクター
 アメリカでは”PISCES, AQUARIUS, CAPRICORN & JONES LTD.”という長いタイトルで発売されたアルバム「スター・コレクター」。このLPではサウンド的にいろいろ新しい試みが行われましたが、その典型ともなったのがこの「スター・コレクター」でした。作詞作曲は、過去にも多くのロック・ナンバーを書いているゲリー・ゴフィンとキャロル・キングのおしどりコンビ。サウンド・イフェクトを効果的に使って、コミックな味を一層強く押し出しています。


6.夢のない男
 「スター・コレクター」と同じくゲリー・ゴフィンキとキャロル・キングの作品。アルバム「インスタント・リプレイ」の一角を飾るとともに、シングル・ディスクとしては「涙の街角」のB面で発売されました。正直のところ、68年11月の吹き込みにしては、サウンド的にやや物足りなさを感じます。やはりこのあたりはモンキーズの音楽生活のうちでも、たしかにスランプといえる時期ではなかったかと思います。


7.元気にスタート
 再度「小鳥と蜂とモンキーズ」の中からのカッティング。めずらしくサンデー・リンザーとデニー・ランデルのコンビが書いています。いかにもモンキーズらしい若さが伺われるナンバー。ちなみにこのコンビは、フォー・シーズンズを育てた有名なボブ・クリェーのお弟子さんとして知られ、今までにも「ラバーズ・コンチェルト」をはじめとして、ハプニングスやジェイとテクニックスなどにもたくさんのヒット曲を提供しています。
            (解説/八木 誠)


(注)サイド1の3は、モノラル録音の原盤から最新の録音再生技術を駆使して、ステレオ・レコーディングとしたものです。
__________________________
   モンキーズ・ゴールデン・アルバム


1.モンキーズのテーマ    8.恋の合言葉
2.恋の終列車        9.恋はちょっぴり
3.希望を胸に        10.自由になりたい
4.ステッピン・ストーン   11.どこかで知った娘
5.サタデイズ・チャイルド  12.ダンスを続けよう
6.彼女           13.明日の太陽
7.アイム・ア・ビリーヴァー 14.プレザント・バレー・サンデイ
     SRA-5103 ¥1.950
__________________________



 右側には歌詞が掲載されています。右側の左上には4人のステージ写真がありますが,おそらく1968年10月の来日公演での写真だと思われます。


 最下部のクレジットは以下のとおりです。

●Manufactured by Victor Company of Japan Ltd., Yokohama, Japan from Mastere Recordings of RCA Records, Trademarks RCA, Camden, Red Seal, and Dynagroove used by authority of RCA Corporation.

●本レコードはRCAレコードの原盤より日本ビクター株式会社が製造したものです。商標RCA, Camden, Red Seal, Dynagroove.はRCAコーポレーションの許可により使用されています。


SRA-5161-2


☆レコードから無断でテープその他に録音することは法律で禁じられております☆
発売元:日本ビクター株式会社


 レーベルはオレンジRCAです。残念ながらB-2, 3に大きなスクラッチ傷があります。

 レーベル上部にはSide1Stereo の文字が中央に大きく,その下にSRA-5103(JLY-1344)⑦の文字が入っています。
 その下にはThe Monkees’ Golden Album. Vol.2(モンキーズ・ゴールデン・アルバム)の表記に続いて,ソングリストが記載されています。ソングリスト下のクレジットはThe Monkeesと"A Colgems Records Production"となっています。


 レーベル左にはRCAのロゴが横向きに記されています。


 最下部RIMには次のような記載があります。
MANUFACTURED BY VICTOR COMPANY OF JAPAN, LTD., YOKOHAMA, JAPAN FROM MASTER

RECORDINGS OF RCA RECORDS. ALL RIGHTS RESERVED. COPYING, PUBLIC PERFORMANCE,
BROADCASTING OF THESE RECORDS ARE FORBIDDEN. TM(S)  ® REG MARCA (S) REGISTRADA(S).
USED BY AUTHORITY OF RCA CORPORATION.


 マトリックスは,111※+ JLY2272(Side 1),Ⓑ JLY2271 112+ UB(Side 2)。


Side 1

  1. モンキーズのテーマ~すてきなミュージック
    a (theme from) The Monkees
     (Tommy Boyce-Bobby Hart)
    b Listen to the Band (Nesmith) (3:29)
  2. デイドリーム
    Daydream Believer (Stewart) (2:57)
  3. D.W.ウォッシュバーン
    D.W. Washburn (Leiber-Stoller) (2:46)
  4. カドリー・トイ
    Cuddly Toy (Nilsson) (2:37)
  5. 気の合う二人
    We Were Made for Each Other (Fishoff-Bayer) (2:21)
  6. 灰色の影
    Shades of Grey (Barry Mann-Cynthia Weil) (3:20)
  7. ゾルとザム
    Zor and Zam (B. & J. Chadwick) (2:05)

1-b. Arr. by Michael Nesmith
2. 5. 7. Arr. by Shorty Rogers
3. Arr. and Cond. by Shorty Rogers Adapted from an original concept of Leiber & Stoller



Side 2

  1. すてきなバレリ
    Valleri (Boyce-Hart) (2:12)
  2. 涙の街角
    Tear Drop City (Boyce-Hart) (2:00)
  3. サムデイ・マン
    Someday Man (Nichols-Williams) (2:38)
  4. オルターネイト・タイトル
    Randy Scouse Git (Micky Dolenz) (2:32)
  5. スター・コレクター
    Star Collector (King-Goffin)  (4:22)
  6. 夢のない男
    A Man Without a Dream (Goffin-King) (2:59)
  7. 元気にスタート
    I'll Be Back Up on My Feet (Linzer-Randell) (2:27)

1. Arr. by Don McGinnils 
2.Arr. by Tommy Boyce & Bobby Hart
3. 6. Arr. by Bob Alcivar, Bill Holman and Bones Howe
7. Arr. by Shorty Rogers


 




【本日分】
The Monkees
LP(日本盤)2枚




【累計】
992アイテム



詳細は

を参照ください。




LP(アメリカ盤)40枚
LP(アルゼンチン盤)68枚
LP(イスラエル盤)13枚
LP(イタリア盤)39枚
LP(インド盤)4枚
LP(ウルグアイ盤)48枚
LP(エクアドル盤)14枚
LP(オーストラリア盤)44枚
LP(オランダ盤)24枚
LP(カナダ盤)13枚
LP(韓国盤)4枚
LP(ギリシャ盤)31枚
LP(グアテマラ盤)17枚
LP(コスタリカ盤)1枚
LP(コロンビア盤)22枚
LP(ジャマイカ盤)2枚
LP(スウェーデン盤)6枚
LP(スペイン盤)11枚
LP(台湾盤)34枚
LP(チェコスロバキア盤)5枚
LP(チリ盤)21枚
LP(デンマーク盤)14枚
LP(ドイツ盤)18枚
LP(東南アジア盤)2枚
LP(トルコ盤)7枚
LP(ドミニカ盤)1枚
LP(ニカラグア盤)11枚
LP(日本盤)12枚
LP(ニュージーランド盤)31枚
LP(パナマ盤)1枚
LP(ハンガリー盤)3枚
LP(東ドイツ盤)4枚
LP(フィリピン盤)7枚
LP(ブラジル盤)23枚
LP(フランス盤)49枚
LP(ブルガリア盤)1枚
LP(ベネズエラ盤)51枚
LP(ペルー盤)23枚
LP(ボリビア盤)1枚
LP(ポルトガル盤)7枚
LP(南アフリカ盤)45枚
LP(南ローデシア盤)10枚
LP(メキシコ盤)23枚
LP(ユーゴスラビア盤)6枚
LP(ロシア盤)9枚
EP(オーストラリア盤)22枚
EP(ニュージーランド盤)12枚
EP(ブラジル盤)2枚
EP(南アフリカ盤)1枚
12インチ(コロンビア盤)1枚
12インチ(ブラジル盤)1枚
シングル(オーストラリア盤)2枚
シングル(ギリシャ盤)14枚
シングル(グアテマラ盤)1枚
シングル(コスタリカ盤)2枚
シングル(デンマーク盤)5枚
シングル(トルコ盤)9枚
シングル(ニカラグア盤)5枚
シングル(南アフリカ盤)8枚
オープンリール(イギリス盤)18本
8トラックテープ(イタリア盤)3本
8トラックテープ(オーストラリア盤)2本
8トラックテープ(ギリシャ盤)1本
8トラックテープ(ベネズエラ盤)6本
4トラックテープ(アメリカ盤)3本
カセットテープ(オーストラリア盤)4本
カセットテープ(チリ盤)16本
カセットテープ(フィリピン盤)2本
チャート誌(アメリカBillboard誌)1冊





The Monkees 29枚
LP(アメリカ盤)2枚
LP(アルゼンチン盤)2枚
LP(イギリス盤)6枚
LP(イタリア盤)2枚
LP(オーストラリア盤)2枚
LP(オランダ盤)1枚
LP(コロンビア盤)1枚
LP(ドイツ盤)1枚
LP(日本盤)13枚
LP(ニュージーランド盤)1枚
LP(メキシコ盤)1枚




※全てを揃えているわけではありませんので,ご容赦を。また,写真の解像度が悪くて申し訳ありません。

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